いい音楽を演りたいから、音にはこだわりたいんだ。
ミュージシャンなのに補聴器をつけていることを知られるのは嫌ですか?って聞かれるんだけど、そんなこと考えたこともないよ。いい音楽が演(や)れるんだったら、補聴器でもなんでも使えばいいんだ。お客さんが喜んでくれるのが一番なんだから、音楽で評価して欲しいって思うんだ。ただ、僕にとっての補聴器は、音が聞こえればいいわけじゃなくて、どんな風に聞こえるかがとても大切。楽器と同じで、補聴器の音にも個性みたいなものがあるみたいだね。
ワイデックス サウンドパートナー
ジャズ・トランぺッター
プロフィール
日野 皓正(ひの てるまさ)
1942年東京都生まれ。1967年に初リーダーアルバムをリリース後、”ヒノテル・ブーム”を巻き起こす。
1989年にはジャズの名門レーベル”ブルーノート”と日本人として初契約。
その後も、オリジナリティと芸術性の高さを誇るアーティストとして国際的に活躍中。
「旭日小綬章」をはじめ受賞歴多数。