マイクロホンは、補聴器に入る音の入口になります。ご承知のように補聴器は非常に小さなものなので、それに搭載されるマイクロホンも当然ながら可能な限り小さなサイズのものが用いられます。また、高感度、高性能なマイクロホンが必要になります。
マイクロホンは入力した音を電気信号に変換する働きをしています。マイクロホンは機能によって以下のように分類されます。
最近のデジタル補聴器の中には、騒音下の聞こえを改善するために、マイクロホンに入ってくる音の方向や聴取環境を常に分析し、無指向性から指向性までを全自動で変化させる機能を持った補聴器もあります。
マイクロホンに入ってきた音は、電気信号に変換されてアンプに受け渡されます。
補聴器の電源としては、主にボタン型の空気亜鉛電池(空気電池)が使用されます。耳あな型、耳かけ型など補聴器のタイプによって、使用する空気電池の種類も違いますし、電池の寿命も変わってきます。
また、最近ではリチウムイオン充電池を使用した充電式補聴器も人気を集めています。電池交換の手間が必要なく、就寝時に充電しておけば、翌日電池切れを気にすることなくしっかり使うことができます。