補聴器と集音器の違いがわかりますか?

私たち補聴器メーカーに寄せられる質問で多いのが、通信販売等でみかける「集音器」と「補聴器」についての違いです。外観は似ているこの二つ、どんな違いがあるのでしょうか。

補聴器に関心が無い方でも、新聞の広告やテレビショッピングなどで、補聴器とよく似た形状の「集音器」を目にしたことがあると思います。
また、その名称も『集音器』、『助聴器』、『音声増幅器』など多岐に渡り、形状や価格もさまざまなタイプが発売されています。実際に「集音器」として販売されている製品を補聴器だと思ってる方も多いのではないでしょうか。
JapanTrak2018のデータでも、補聴器と集音器の違いを知っている人は2割以下でした。
それでは、形は似ているこの二つのデバイスの違いは何なのでしょうか。
補聴器と集音器の違いはいろいろありますが、主なものは、

  • 医療機器に認定されているかどうか
  • どんな人を対象といるのか
  • 使う人に合わせた調整が可能かどうか
  • 販売時のプロセスやアフターフォロー

になります。
補聴器と集音器、どちらが優れているかというよりも、まず、その製品の機能や効果などの違いをよく理解することが大切です。その上で自分に必要なものを判断した上で購入を検討するようにしてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール:早稲田大学 教育学部卒 大手広告代理店時代より30年間補聴器業界の広告・記事制作に従事 現在はワイデックスにてブランドマネジメント全般を統括

国民生活センターにも、補聴器や集音器についての相談が寄せられていますが、これらの事例を見ても、補聴器や集音器について正しく理解することが需要です。
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参考:補聴器と集音器の違い
           今日から使える 補聴器豆知識『補聴器と集音器の違い』

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